船の上で働く調理師は、海底地盤を固める作業船や海底ケーブル敷設船、サルベージ船などで、乗組員の朝・昼・夜の3食をつくります。天候や作業を考慮しながら、飽きずに食べられる献立を工夫していく仕事です。
最初は先輩のサポートに入り、切りもの・仕込み・盛り付けなどをOJT形式で学びます。業務に慣れると、食材管理や献立づくりにも参加し、徐々に“任される領域”が広がっていきます。
■一日の流れ(例)
朝は5時頃に朝食づくりからスタート。提供後は片付けを行い、昼食と夕食の仕込みを進めます。夕食の提供と片付けが終われば1日の仕事は終了です。着岸日などで料理提供がない日は自由に過ごせるため、散歩や買い出し、休憩時間に自室でゲーム・読書を楽しむ人もいます。
船上では、限られた食材を効率良く使う工夫や、調理器具の制限を踏まえた段取り力が求められます。ハンバーガーをバンズから作るなど、素材から仕上げる経験もあり、料理人として総合力が磨かれる環境です。
調理技術はもちろん、食材管理・献立計画・段取り・チームワークなど、陸の飲食店では身につきにくいスキルも学べるため、将来のキャリアの選択肢が大きく広がります。