大阪土産として長年親しまれてきたみやげ菓子を製造する、あみだ池大黒。
1805年以来作り続けてきた「岩おこし」「粟おこし」の製造ノウハウ・販路をもとに、「大阪もちまろ菓」「大阪花ラング」「pon pon Ja pon」などの新ブランド展開。さらにはテーマパーク・イベント向け商品などにも幅広く携わる老舗菓子メーカーです。
近年では若手社員のアイデアも積極的に取り入れながら、“昔ながら”だけではない新しいお土産づくりにも挑戦しています。
▶▶あみだ池大黒 公式サイト
今回は、そんな製造現場で活躍する、新卒で入社した若手社員3名に集まっていただき、“お菓子づくりのリアル”について語ってもらいました。「おいしい・嬉しいお土産づくり」を支える現場のこと、仕事のやりがいなどなど…ぜひお読みください。
<座談会参加メンバー>■岡田佳之さん/2023年入社(リーダー) ┗クッキー、大阪もちまろ菓、大阪花ラングなどの焼き菓子製造を担当 ![]()
■上田莉子さん/2025年入社 ┗テーマパークなどのお土産用のチョコクランチの製造を担当 ![]()
■山城開人さん/2025年入社 ┗テーマパークなどのお土産用焼き菓子(クッキーなど)の製造を担当 ![]()
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実は、会社名までは知りませんでした(笑)
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皆さん、入社前から商品や会社のことは知っていましたか?
岡田さん
「花ラングのCMは見たことありましたが、どこの会社の商品かまでは知らなかったです(笑)」
上田さん
「私も同じですね。CMで見たことあるな…くらいで会社名は知りませんでした」
山城さん
「私は祖母がおこしが好きで、昔から家にあったので知っていました。母も好きで、よく食べていて身近な商品でしたが、社名は知らなかったです」
大阪土産として有名な商品でも、意外と地元の人ほど“会社名”までは知らないもの。3人とも、就職活動を通して会社を知ったそうです。
会社説明会で初めて「あの有名なお菓子ってここで作っていたんだ!」と驚いたという声も。
特に大阪花ラングのCMは印象的だったようで、「そこで会社と商品がつながった」という人は少なくありません。
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実はどの商品づくりにも“職人技”が隠されていた!
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実際に商品づくりに携わる中で、驚いたことや意外だったことはありますか?
岡田さん
「工場って、同じ作業を繰り返すイメージがあったんですけど、全然違いました。温度とか湿度で焼き上がりがかなり変わるので、その調整が難しく、特に花ラングは、生地が薄いため繊細。少しの温度差でも、焼き色や割れ方に影響が出てしまう。“こうすれば絶対うまくいく”っていう正解が毎日同じじゃないんですよね。外気温でも変わりますし、昼から気温が上がるだけでも調整が必要になる…なんて思ってもいませんでした」
上田さん
「私はチョコクランチを担当しているので、入社当初は製造機械を見て、映画に出てきたチョコレート工場みたい!とテンションが上がりました(笑)。
でも作る…となると、チョコは特に温度管理がシビアで1〜2度違うだけでも結構変わります。冷やしすぎると割れやすくなるし、逆に冷えきらないとドロドロになってしまうんです。そのせいもあって、夏場にチョコ系のお菓子を見ると、“これ作るの絶対大変やろうな…”って考えるようになりました(笑)」
山城さん
「同じクッキーでも、形やサイズが違うだけで焼き上がりが変わるんです。特にテーマパーク向けの商品とかはキャラクター型も多く、同時に30種類以上管理することもあります。しかも、クッキーの上にキャラクターがプリントされるものは、キャラクターの絵がきちんと印刷できるよう“焼き色”まで細かく調整する必要があるので、本当に毎日どころか、時間単位で焼き色を確認しています」
どの現場も、かなり奥が深いですね。
三人
「(大きく何度も肯く)」
“製造”と聞くと、決められた作業を淡々と行うイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし実際は、その日の気温や湿度、生地の状態を見ながら細かく調整する、まさに“職人技”の世界でした。
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“推しポイント”も商品の作り手ならでは!
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みなさんの担当している商品の、“ここが好き!”というポイントも聞かせてください。
岡田さん
「大阪花ラングは、まず見た目がかわいいところですね。薄い生地が花びらのようになっているだけでなく、実は上に乗っているトッピングは手作業なんです。一つひとつ少しずつ違う、手づくり感も良さかなと思います」
上田さん
「チョコ好きで特にチョコクランチのようなザクザク系が好きなので、基本的にはどの商品も好きですね。でも個人的には“チョコがたっぷり系”が好きなので、もっとチョコの量の多い商品もつくりたいと思っています」
山城さん
「同じ味のクッキーでも、キャラクター型もあればプリントクッキーもあり、同じ材料でも、形が違うだけで焼き方が変わるので…。そういった意味で、作り手として毎日同じものがないということが、面白いです」
“おいしさ”だけではなく、“見た目のかわいさ”や、様々な場所で販売されている、お土産としてのワクワク感”を感じながら製造に携われるのは製造現場ならでは。
岡田さん
「友達が関西に帰省して、今住んでいる場所に戻る時に、"花ラングを職場の土産に買ったで"と、報告してくれたりするんで、ありがたいですね」
上田さん
「私は家族から“買ってきて”って頼まれることがあって、従業員販売で自分の分も含めて買って帰ります(笑)」
山城さん
「駅や土産物コーナーで“これ、自分たちが作ってるやつや”ってなると、やっぱり嬉しいです」
自分が携わる商品が、身近な人に喜ばれたり、実際に手に取ってくれている人を見かけるのは、「土産物」ならでは。そんな喜びを感じられる機会は多そうですね。
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若手でも、大事な工程を任せてもらえる
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仕事をする上でのやりがいは?
3人に共通していたのは、「若いうちから責任ある仕事を任せてもらえる」ということ。
岡田さん
「入社半年後にはラインを任せてもらい、調整業務も初年度からさせてもらってます。経験が浅いうちはプレッシャーもありますが、マニュアルをベースに自分で考えて調整する面白さもあります」
上田さん
「若手でも“やってみよう”って任せてもらえる環境。老舗企業ですが、若手が実際にやってみることで成長できる環境で、楽しみながら成長できています」
「これから発売される、新商品が実際にうまく製造ラインで製造できるか確認する"ラインテスト"にも1年目から参加させてもらいました。現場で感じた改善点も考え、新人でも意見を求めてもらえるのは嬉しかったです」
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テレビCMで目にしたり、大阪みやげとして選ばれているお菓子。その裏側には、若手社員たちの学びや細かな工夫、そして試行錯誤があります。
最後に「今後の目標は?」とお聞きしたところ、
「新しい"大阪みやげ"に携わっていきたい」
とのこと。
あみだ池大黒の「商品づくり」のベースになっているのは、おこしをはじめ、既存商品の技術を進化させたものばかり。製造部門はまさに、そのものづくりの最前線!
長い歴史を持ちながらも、新しい商品や新しい挑戦を続けるあみだ池大黒。
お土産として誰かの思い出に残るお菓子を、自分たちの手で支えていける…それがここで働く魅力といえるでしょう!
