面接官はココを見ている!アンケートで分かった面接での評価ポイント

キャリアマップ編集部

2026/11/06

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面接を前に「どう答えるのが正しいんだろう」と悩み、不安を抱えている人は多いと思います。その結果、事前に回答を準備し、丸暗記して臨む人も少なくないようです。
しかし実際には、企業の面接官は、質問への受け答え以外にもさまざまな視点で学生のことをチェックしています。
この記事では、『Careermap』が行った214社へのアンケート結果などをもとに、面接の際に見ている意外なポイント、そして面接の際に気を付けたいポイントなどを解説します。面接に臨む前に是非チェックしてみてくださいね。

勘違いしていない?面接官が重視する「意外なポイント」とは?


まずは、新卒採用を行っている214社へのアンケートをもとに、「学生は気づいていないけれど、実は面接官がチェックしていること」をご紹介します。
意外な点がチェックされていることに驚くかもしれませんよ!

目線や姿勢、言葉遣い

「話を聞く姿勢や表情・目の動きなどは確認しています。話を聞いているようで、自分が話すことを考えているなど、しっかり相手との対話を重要視しているかどうかは見ています」
「言葉遣い。丁寧語が使えない場合は、目上の人と会話する経験が少ないのかなと感じる」
「横柄な態度(のけ反ったような姿勢)や回答時に垣間見えるふとした言葉遣い」

(気を付けたいポイント)
面接では回答内容だけでなく、話している際の目線や姿勢、言葉遣いなども見られています。
「相手の目や顔を見ない」ことに違和感を覚えるという回答も目立ちました。
面接前には、回答内容を準備するだけでなく、実際に声に出して話してみることをオススメ。スマホで録画し見返したり、家族や友達に見てもらったりして、目線や姿勢にブレがないか、言葉遣いがおかしくないか、チェックしておくと良いでしょう。

身だしなみ、マナー

「身だしなみは結構しっかり見ています。特にスーツを着た時に明らかにバランスが悪い髪型やメイク、ネイル、シャツに透けるインナーや靴下はチェックするわけではないにしてもどうしても目に入ります」
「服装や頭髪など見た目の清潔感や挨拶、物の扱い方については、日頃の習慣が出やすい所だと考えられるので、実はしっかりチェックしています」
「靴下の色や長さなど、ちょっとした服装の違和感」

(気を付けたいポイント)

身だしなみやマナーも、面接で注目されているポイントです。
服装や髪形、靴などは、清潔感があるか、ビジネスシーンに合っているかどうかという視点でチェックしましょう。目線や姿勢などと同様、第三者にチェックしてもらうのもオススメです。

回答を丸暗記している、AIを使っている

「履歴書などに記載されている内容の丸暗記ではないか、はよく話題に上がります。特にオンライン面接だと志望動機は履歴書に書いてある内容を音読される方もいるからです」
「よどみなく、スラスラと答えられる方は、全員とは言いませんが、面接内容を丸暗記してきて実施されているのではないかと感じます」
「カンペをそのまま読み上げたり、AIに書かせた文章を丸暗記して詠唱するタイプはしっかりバレてますよ。質問したことに回答がかみ合っていなかったり、会話のテンポが急に変わるので」

(気を付けたいポイント)

台本を作り丸暗記して面接に臨む人は少なくありませんが、それでは人となりが伝わりません。AIに回答を作ってもらう人もいますが、個性が見えないため必ずと言っていいほどばれます。自分の言葉で回答を考えることが大切です。
なお、オンライン面接の場合は、カンペを見ているかどうかもチェックされています。「メモを見ているときは目線などでだいたい分かります」との声もあるので注意しましょう。

面接以外の場での態度

「説明会や会社見学など、面接以外の場での立ち振る舞いをチェックしている」
「メールでのやり取りや受付対応など、面接以外の場面でのコミュニケーション(挨拶・会話)」
「来社された時、社員とすれ違ったときの態度(挨拶、一言、笑顔など)」
「適性検査実施時の態度(打ち合わせスペースで一人で受けてもらっているので気を抜きがちなのか、肘をついたりスマホを触ったりしている。個室ではないのでこちらからはきちんと見えている」

(気を付けたいポイント)
面接会場だけが選考の場ではありません。面接以外の態度もチェックしている企業は多く、面接時とのギャップが大きいとマイナス評価につながりかねないので注意が必要です。
特に面接の前後は、つい気を抜いてしまう人が多いようです。常に見られているかもしれないという緊張感をもって臨みましょう。

回答がずれている、回答に一貫性がない

「質問に対し、違う回答が返ってくることがある」
「自身が言った発言の内容が食い違っていると信用がなくなる」
「応募書類と実際の会話の内容に相違があること、事実とは思えない内容」
「こちらからの質問への回答内容や履歴書との相違はチェックしている」

(気を付けたいポイント)
質問に対して回答がズレている場合、「面接官の質問をしっかり聞けていない」と判断される可能性があります。面接で聞かれる質問はさまざまで、ときに変化球もあり得ます。事前に台本を用意し丸暗記してしまうと、角度を変えた質問に対応できず、回答がズレてしまうことがあるので注意が必要です。
また、例えば自己PRでは「真面目にコツコツ取り組む」と言っていたのに、志望動機では「新しいことにどんどん挑戦したい」と話すなど、回答に一貫性がない場合はその人の本音が見えず、不信感を抱かれるかもしれません。回答内容に矛盾がないか、事前にチェックしておきましょう。


完璧でなくてもOK!好印象につながる姿勢や行動の特徴


面接で「完璧な回答をしなければ」と思うあまり、台本を用意して丸暗記して臨んだり、AIに頼ったりする人は少なくありません。
ただ、企業側の声を見ると、完璧な回答にこだわったり、マニュアル通りにやり取りしたりするのが正解というわけではなさそうです。






例えば、質問内容や意図が分からないとき、頭が真っ白になってしまい何も言えなくなったり、覚えてきた台本を無理やり当てはめズレた回答になってしまったりするケースは多いようです。
分からないときは「分かりません」と正直に言う、たとえ言葉に詰まっても誠実に一生懸命伝えようと努力する…このような姿勢は好印象につながります。

一方、いくら回答内容は立派で整っていても、評価しにくいと感じてしまうケースもあります。このアンケート結果のように、質問の意図とズレた回答や、マナーをわきまえない態度、丸暗記の回答などは、マイナス印象につながりかねません。

面接は選考の場ではありますが、企業と学生がお互いのことを知り、相互理解を深める場でもあります。完璧な回答、正解の回答ばかりを追い求めるのではなく、自分のことを理解してもらえる回答になっているかどうか、マナーをわきまえた気持ちのいいやり取りができているかどうかにも気を配りましょう。



まとめ:面接で「一緒に働きたい」と思われるためには?


面接で評価されるためには、面接官に「この人と一緒に働きたい!」と思ってもらうことが大切です。
前述のアンケート結果のように、最低限のマナーや身だしなみ、丸暗記だとわかる回答はしない…などは大前提として、実際にどのようなことに気を配って面接に臨めばよいのでしょうか?
人事としてリクルートなどで新卒採用を20年担当し、企業の採用担当者の視点にも詳しい人材研究所の曽和利光さんに、最近の学生の傾向を踏まえたうえでアドバイスをもらいました。

:
最近の傾向として、「完璧な回答をしなければ」「すごいことを話さなければ」と思うがあまり、自己PRではなく「自慢大会」のようになってしまっている学生をよく見かけます。しかし、回答が完璧かどうか、すごい経験をしているかどうかで判断する企業はまずありません。

面接官が面接で見ているのは、その人の能力や性格、価値観が「自社に合っていそうかどうか」。その1点を、いろいろな質問を投げかけてみたり、立ち居振る舞い、姿勢やマナーなどをチェックしたりして、総合的に判断しようとしています。自社に合いそうな人であれば、入社後のミスマッチがなく、長く腰を据えてイキイキ働いてくれる可能性が高いからです。

したがって、面接官に「一緒に働きたい」と思ってもらうには、自分のことを自慢しアピールするよりも、「自分は応募企業にマッチしている!」と伝えることが重要です。

企業のホームページや求人票を見れば、多くの場合「求める人物像」が詳しく書かれています。その中から、自分に当てはまりそうなものを見つけ、重点的にアピールするといいでしょう。
もしも書かれていなかったら、事業内容や仕事内容、社風などの情報をもとにAIに分析してもらうのも一つの方法です。回答内容をAI任せにすると百戦錬磨の面接官には必ずばれますが、企業研究など事前準備に活用するのは大いにアリだと思います。


なお、いくら「自分の強み・アピールポイント」だと思うことでも、応募企業に合っていなければ逆効果であることも覚えておきましょう。

例えば「好奇心旺盛」というのは、よく強みとしてアピールされがちな特徴ですが、私が以前勤めていた生命保険会社では、むしろマイナスに捉えていました。地道にコツコツ取り組む仕事が多いので、「好奇心旺盛な人だと飽きてしまうのではないか」と懸念されたからです。

いずれにしても、応募企業のことを理解していないと、何が自分に合っているかどうかも分からないので、企業研究は必ず行いましょう。そして、自分とマッチするポイントを洗い出しアピールすることが大切です。
逆に言えば、「自分とマッチするポイント」さえ押さえておけば、大概のことはOKです。緊張して回答が詰まろうが、多少説明がまどろっこしくなろうが、マッチ度の高さは十分伝わりますよ。


(識者プロフィール)
株式会社人材研究所・代表取締役社長 曽和利光さん
1995年、京都大学教育学部教育心理学科卒業後、リクルートで人事コンサルタント、採用グループのゼネラルマネージャーなどを経験。その後、ライフネット生命、オープンハウスで人事部門責任者を務める。2011年に人事・採用コンサルティングや教育研修などを手掛ける人材研究所を設立。

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