1年目の新入社員に密着シリーズの最終回!
前回の取材(特別授業④)から三ヶ月たち、入社後の初現場として基礎工事から携わってきた建物がいよいよ完成間近になりました。
工程が進むにつれて現場はどう変わり、自分自身にはどんな変化があったのか?
今回も等身大で、1年目ならではの想いをみっちり語っていただきました。
それではいきましょう!
エルディ株式会社(本社:福井県)
エルディ株式会社(本社:福井県)
1991年創業。福井・大阪・京都に拠点を構える総合建設会社で、建設・不動産・介護の三本柱を軸に、幅広い“まちづくり”を担っています。
笹本 歩夢 さん(修成建設専門学校出身/ 2025年入社)
前回から三ヶ月経ちましたが、現場の進捗はどうですか?
10月末まで、前回取り掛かっていた躯体工事が続いていました。躯体のコンクリート打設は階ごとに同じ工程を繰り返すので、上階にいくにつれて経験値が上がり、一通りの流れはつかめたと思っています。
質問にもその場で答えられるようになりましたし、職人さんから「わかるようになってきたね」と言ってもらえたときは嬉しかったですね。現在は内装工事に入っていて、壁を組んでボードを張り、引き戸など建具の取り付けを進めている段階です。ようやく「建物らしく」なってきました(笑)。
質問にもその場で答えられるようになりましたし、職人さんから「わかるようになってきたね」と言ってもらえたときは嬉しかったですね。現在は内装工事に入っていて、壁を組んでボードを張り、引き戸など建具の取り付けを進めている段階です。ようやく「建物らしく」なってきました(笑)。
内装は、どんな作業からスタートするのでしょうか?
まずは、壁や開口の位置を正確に出す「墨出し」作業からです。基準線を引く時は専門業者が入りますが、それ以外は現場の管理者と職人が行います。線は一本ではなく複数あったり、他の人が引いた線もあったりするので、常に確認しながら作業を進めていました。
位置を決めるときは、下地材の厚み(12.5ミリ)を引いたり足したりして計算するので頭が混乱しましたね(笑) 暗算はあまり得意ではないので、スマートフォンの電卓アプリが手放せませんでしたが、そのおかげで手を抜かず正確にやる習慣が身についたと思います。
位置を決めるときは、下地材の厚み(12.5ミリ)を引いたり足したりして計算するので頭が混乱しましたね(笑) 暗算はあまり得意ではないので、スマートフォンの電卓アプリが手放せませんでしたが、そのおかげで手を抜かず正確にやる習慣が身についたと思います。
建物が完成するまで、今後の流れは?
今後は、来年2月末の竣工に向けていよいよ最終段階に入ります。建物自体は1月半ばにほぼ完成し、その後は仕上がりの確認や各種検査が続く予定です。すでに各階の電気配線は完了していて、来月末には設備業者さんが本格的に入り、各部屋へ照明やスイッチ類をつないでいきます。
部屋数が多い分、現場に出入りする職人さんの数も一気に増えるので、工程の重なりや作業スペースの確保など事前の調整が大事だと考えています。完成が近づくほど細かい作業が増えるので、気を引き締めて臨みたいです。
部屋数が多い分、現場に出入りする職人さんの数も一気に増えるので、工程の重なりや作業スペースの確保など事前の調整が大事だと考えています。完成が近づくほど細かい作業が増えるので、気を引き締めて臨みたいです。
笹本さんは入社一年目ですよね? まだ経験していないことも多いと思いますが、なぜこんなに詳しいんですか?
そうですか? 自分ではそうは思いませんが……(笑) そうだとしたら、先輩や職人さんの仕事を見ながら、「これは何をしているんですか?」「何のためにやるんですか?」「次はどうなるんですか?」と、その場でどんどん質問してきたからでしょうか。そうしているうちに、まだ経験していないことも含めて、工事の流れや全体像が自然と頭に入ってきたのかもしれません。
事務所での打ち合わせの中で教えてもらうこともありますが、やっぱり現場で見たり聞いたりして理解したことの方が圧倒的に多いです。自分にもできそうな作業は、実際にやらせてもらいながら覚えてきました。見て、聞いて、やってみる、その繰り返しで、少しずつ理解が深まっているんだと思います。
この半年間、現場でもっとも印象に残っていることは?
一番印象に残っているのは、やっぱり夏の暑さです(笑)。想像以上に過酷で朝から汗が止まらず、少しでも時間があれば水分補給。一日に4リットルは飲んでいたと思います。エネルギーを使い切って、昼休憩は「食事より仮眠」という日もありました。
また、職人さんに「水分取ってくださいね」と声をかける立場でもあるので、自分が倒れるわけにはいかないと、体調管理にはかなり気をつけていました。あの夏を乗り切って、さらに体力がついた気がします。
前回のインタビューから、さらに成長したと感じることは?
管理者としてのコミュニケーション力が少しずつ身についてきたことです。以前は作業中の職人さんに声をかけるタイミングがつかめず、「いま聞いていいのかな…」と迷う場面が多かったんですが、最近は現場の流れや職人さんの手元を見ながら、自然と声をかけるタイミングをつかめるようになってきました。
「人と人との関わり」から一歩進んで、「管理者として現場を進めるためのコミュニケーション」を意識して実践できるようになったことが、前回から一番成長した点だと思います。
「人と人との関わり」から一歩進んで、「管理者として現場を進めるためのコミュニケーション」を意識して実践できるようになったことが、前回から一番成長した点だと思います。
最後に、二年目に向けての目標を教えてください!
今回の現場で躯体工事の流れは一通りつかめたので、次は内装工事をしっかり身につけたいと思っています。今はまだ全体の2割ほどしか経験できていないので、竣工までにできるだけ多くの工程を吸収したいですね。そして次に内装工事の現場を担当するときには、自信を持って「任せてください!」と言えるようになりたいです。
この先どんな仕事を経験できるのかを考えるとワクワクしますし、後輩が入ってきてくれることも楽しみです。自分が先輩方に丁寧に教えてもらったように、今度は自分が後輩を支える側になれるよう、スキルを磨いていきます。
